Pace Jubilee Singers(ペース・ジュビリー・シンガーズ)

ジュビリー・コーラス・グループとして最初のレコーディング

◯1925年にチャールズ・ヘンリー・ペースがリーダーとして男女の混合グループを結成
◯ゴスペルグループとして最初期にレコーディング
◯クローズ・ハーモニーを使い霊歌や賛美歌をメインのレパートリーとした。

Everybody Got to Walk(1926年)」トラディショナルな霊歌で、通常は〜This Lonesome Valleyと続く。”誰もが(イエスでさえも)も孤独な厳しい道を歩く”といった内容。

I’m Going Through Jesus(1926年)」個人的に好きな曲。ハーバート・バッファムというメソジスト教会員が書いた賛美歌。これぞゴスペルといった感じで神への想いを歌い上げている。

I’ve Started And I’m Goin’ All The Way(1927年)」ソリストのハッティ・パーカーがヴォーカルをとっている曲。後にジョンソン・ゴスペル・シンガーズへ加入したマヘリア・ジャクソンに多大な影響を与える。

Old Time Religion(1928年)」ゴスペルのスタンダード曲で、19世紀後半にサザン・ゴスペルの父と言われるチャールズ・デイビス・ティルマンによって白人層にも広まっていった。一度聞くと耳から離れないパワーのあるサビがいい。

Leave It There(1928年)」マタイの福音書から引用された有名な賛美歌。チャールズ・A・ティンドレイ作曲。ここでもハッティ・パーカーが歌っている、迫力のあるゴスペルだ。

Steal Away and Pray(1929年)」最後のこの曲は最も代表的かもしれない。同じくハッティ・パーカーのリードだが後年の録音でもあり、かなり堂々と歌っているように聞こえる。

 

ペース・ジュビリー・シンガーズはゴスペルの黎明期から活動して、ジュビリー・コーラスとしてその形を作った重要な男女の混成グループだ。トーマス・A・ドーシーがピアノを弾いていたことも付け加えておこう。

基本的にはクローズ・ハーモニーを使って重厚的なサウンドを作り出していて、そこにパワフルなリード・ヴォーカルのハッティ・パーカーが乗ってくるといったスタイルだが、当時としては斬新で後の数々のゴスペルグループへも影響を与えた。

また、リーダーのチャールズ・ヘンリー・ペースは作曲家でディレクターでもあるが起業家でもあり、ゴスペル音楽出版社を2つ経営するほどのマルチな才能を持っていた。

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE
CTR IMG